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事務長のリスク

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2016.11.11

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最近、事務長を採用するケースが増えてきています。

もちろん、事務長を採用して上手くいってるケースが増えてきていることは事実です。

ですが、事務長採用にはリスクがあることも知っておいてほしいのです。

・事務長に裏切られる
・事務長が失踪する
・事務長が不正を行う

そういうことがかなりあります。
そして、それが医院の根幹を揺るがすような事態に発展することもあります。

多くの場合、事務長として男性を常勤で採用します。
当然、社会人経験が全然、ないような人ではなく35歳前後の方を採用することが多いです。

しかし、ここにリスクがあるのです。

例えば、35歳の方を採用したとしましょう。
その方はもう35歳ですので、今後の転職活動は厳しくなると思います。

日本では35歳を過ぎると、転職が途端に厳しくなります。
しかも、それで奥さんと子供がいたら、生活がかかってます。

年齢とともに、ある程度の年収が求められてきます。
しかも、それが今後、何十年にも渡って。
それだけ、その彼の人生を面倒見れますか?

もちろん、そんなつもりで採用している訳ではないことは百も承知です。
しかし、先生がそんなつもりじゃなくても、事務長はそのつもりです。

しかも、事務長の評価というのは非常に難しい。
何をどうしたから、成果につながり、じゃあ、それをどう評価して年収を上げればいいのか評価基準が難しいのです。

私自身も評価制度を自分の会社で作成する際に、いくつもの会社の評価制度を調べましたが、事務スタッフの評価制度でしっかりしたものは皆無でした。

それぐらい、事務スタッフの評価というのは難しいのです。
そうなると、こういうギャップが事務長には生まれやすいのです。
・事務長としてはすごい頑張ってるつもり

・院長としては頑張ってるのはわかるけど、成果が出てるわけじゃない

・院長としてはもっと経営的なことを頑張ってほしいと思ってる

・事務長としては経営的なことをやりたいけど、院長から次々と依頼される事務作業で一杯でそこまでやる余裕がない

・院長としてはだったら、評価されないのは当然だよね

・事務長としては子供もいるし、年収も上げてもらわないと困る

・院長としてはもっと他の●●歯科医院のような優秀な事務長がほしい

・事務長としては院長から評価されてない感じがする

・院長としてはもっと頑張ってもらわないと年収も上げられない

・事務長としてはここにいても、年収も上がらないし、辞めようか?
でも、院長のこういう弱みを握ってるから、最後にそれでお金をせしめよう
かなり極端に感じるかもしれませんが、多くの場合、このような感じの流れで事務長が裏切る、不正を働くことが多いのです。

なので、事務長をいきなり採用することにはリスクがあることを知っておくことが重要です。

ということは、

「こいつが能力がそんなになかったとしても、そんなに成果が出なかったとしても、こいつの面倒を一生、みよう」

と思えるぐらいの覚悟が持てる人でないと、事務長は採用しない方が良いと私は思うのです。

そして、そのような覚悟が持てる対象が・・・

・兄弟
・義理の兄弟
・昔からの親友

このような人でないと難しいのではないかと私は思います。

また、最初はいきなり常勤の事務長ではなく、パートの事務スタッフから採用する方がいいかと思います。

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