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「歯の衛生週間」にプロモーションを行う

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2016.7.21

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毎年6月4日から1週間は「歯の衛生週間」です。この1週間は、日本歯科医
師会、各県の歯科医師会が予防や8020運動を大々的に国民に対してアピー
ルする年に1回のチャンスです。しかし、これは同時に、各歯科医院が自分た
ちをアピールするチャンスでもあるのです。

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1.歯の衛生週間に独自に新聞折込チラシを行って患者数がアップした
A歯科医院

以前、私は勉強会で「せっかくの歯の衛生週間なんだから、各医院が自分たち
でチラシを作って、アピールした方がいいですよ」と言ったことがありました。
しかし、参加者の反応はイマイチでした。それは、「なんでそんなことをやら
なければいけないのか」「そんなことをしたら、歯科医師会から何か言われる
のではないか」といった理由からでした。

しかし、1人の院長は実際に実行されました。「岩渕さんが言ったように、う
ちの医院でチラシを作ってまいたら、患者さんが来ましたよ。歯科医師会も何
も言ってこないし、昔の患者さんもそれを見て、思い出したように来た人もい
ましたよ。」というお電話を頂きました。

歯の衛生週間まであと、1ヶ月はあります。今から準備すれば間に合います。
ひとつ、やってみる価値はあるのではないでしょうか。

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2.歯の衛生週間に新聞折込チラシを行って歯科医師会から圧力をかけられた
B歯科医院

昨年の歯の衛生週間の際に、私のお付き合い先のB歯科医院で新聞折込チラシ
を行いました。すると、患者さんや一般の方からの反応よりも、同業者・歯科
医師会からの反応のほうが多かったのです。おかげで、院長は県の歯科医師会
の会長に呼び出され、かなりのプレッシャーをかけられたとのことでした。

都心から離れるほど、このような歯科医師会からの圧力は強い傾向にあるよう
です。

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3.どのようにして行うべきか

実際に、歯の衛生週間に合わせて、何か行う場合には、以下の点に気をつけて
行ってください。

●歯の衛生週間を全面に打ち出した内容にする
●自分の医院の告知は、タウンページに掲載されているような紹介程度に
留める
●予防の必要性や、学術的に確かなことだけを書く

上記3点に注意しながら、全ての費用を20万円以内に収まるように行ってみ
てください。

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4.新聞折込チラシを行うことは、医療広告規制に違反するか

これは、非常に誤解が多いことの一つです。医療広告規制において、規制され
ている事柄は「広告可能な項目が制限されている」のであり、「広告の手段が
制限されている」わけではない。ということです。

したがって、内容的に問題のない広告であれば、TV広告をしようが、ラジオ
広告をしようが、何をしても構わないわけです。

したがって、そのように問題のない広告に対して歯科医師会が圧力をかけるこ
とは公正取引法に違反します。

また、どのような項目が広告可能で、どのような項目が広告不可能なのか、も
う一度、確認してみることが大切だと思います。今後は緩和されていくとは思
いますが、現在どのような規制となっているのかを知っておくことは医院経営
者には大切なことだと思います。

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ここで、広告可能な項目をいかに掲載しておきますので参考にしてください。

【医療法第69条】
・医師又は歯科医師である旨
・診療科名(歯科医業は歯科、矯正歯科、小児歯科及び歯科口腔外科)
・診療所の名称、電話番号及び所在地
・常時診療に従事する医師又は歯科医師の氏名
・診療日又は診察時間
・紹介することができる他の病院又は診療所の名称
・診療録その他の診療に関する諸記録に係る情報を提供することができる旨

平成13年に緩和された歯科にかかわる広告可能な事項
・予約診療の実施
・休日診療の実施
・往診の実施
・健康診査の実施
・費用の支払方法又は健康相談の実施(クレジットカードでの支払いなど)

医師又は歯科医師の略歴、年齢及び性別(院長の経歴を広告することが出
来ます。しかし、認定医は広告できません)例)生年月日、出身校、学位、
医籍登録年月日、勤務した医療機関(診療科、期間を含む)※社会的な評
価を受けている客観的な事実であってその正否について容易に確認できる
かどうかが広告できるかどうかの判断の目安です。

・医師、歯科医師、薬剤師、看護婦その他の従業員の員数
・駐車設備

※広告規制に違反した場合は、医療法(昭和23年法律第205号)
第73条の規定により、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金
となります。

[参考資料:厚生労働省ホームページ「医療広告規制緩和のポイント」より]

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