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2016.7.21

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先日、ある院長先生からこのような相談を受けました。

「今の医院はとても立地も良く、視認性も良いので気に入ってます。
でも、スペースが狭いのでユニットが2台しか置けないので、分院をやろうと
思うんです」

ということで、分院の話を聞くと、このような条件だったのです。

・坪数は60坪ほど
・今までの医院は自費ほぼ専門にしたい
・分院で保険を診たい
・本院と分院との距離は300mぐらい
・分院の家賃は90万円ほど
・分院長は現在、採用活動中(特にあてはない)
・分院の視認性はあまり良くない

そこで、私はどのようなアドバイスをしたのか?

それは「止めた方がいい」という結論でした。

というのは、この院長先生が非常に職人タイプで、自分の技術を追求すること
に力を発揮する先生だったのです。

年齢的にも53歳と、ある程度、行っているので、わざわざ、分院に何千万も
投資するのであれば、今の医院で資産形成を行っていった方がその先生の長期
的な幸福につながると考えたからです。

このような説明をすると、院長先生も理解してくれて、
「スッキリしました。止めます!」と言ってくれました。

医業収入を増やすことだけがゴールではないのです。
一番、大事なのは院長先生自身と家族が幸せになることです。

それをやることで、医業収入は増える、自分の収入は増える。
だけど、自分が望む人生を生きられないのであれば、やる意味はないと思うの
です。

もちろん、院長先生自身も、自分が職人気質で、そんな分院とかをやるタイプ
ではないことは分かってました。

しかし、いざ、今の医院でユニット2台しかないために、毎月、新患を何十人
も断り続けるとさすがに思うのです。

「これって、スゴイもったいないことしてるよな。だったら、自分で分院をや
れば、今、断ってる患者さんを全部、受け入れられるわけで、そうしたら最低
限の医業収入にはなるはずだから、失敗することはないのではないか」

と皮算用ばかりが頭を支配してくるのです。

そんな時に、皮算用にはまっていない私のような人間にご相談いただき、客観
的な視点からの意見を聞くことは経営者としては非常に重要なことだと私は
思います。

拡大する、医業収入を上げるばかりがコンサルティングではないのです。
院長先生の長期的、本質的な幸福を考えたときに何が最善なのかを考え、提案
することこそが私が目指す真のコンサルティングなのです。

だからこそ、お金をいただいてアドバイスするとしても、
「それは止めた方が良いんじゃないですか?」というコンサルティングに
私は高い価値があると確信しているのです。

皮算用にはまって、分院、移転、増築などの客観的意見を聞きたい方は
⇒ http://www.consuldent.jp/consulting/keiei-sodan.html

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