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ショッピングセンターで歯科医院を開業するリスク

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2018.1.4

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ショッピングセンターでの開業を希望する若手歯科医師は多いと思います。
確かに、イオン、イトーヨーカ堂などでのSCで開業できれば、患者さんには困らないので、非常に良いような感じがします。

しかし、SC開業にもリスクがあることを忘れてはいけません。
患者さんは来ると思います。

では、何がリスクか?
それはスタッフの採用が難しくなりやすい。
特に、歯科衛生士採用で苦労する可能性が高いということです。

SCは日曜診療を求められることも多く、平日の診療時間も20:00ぐらいまでを求められます。

そうなってしまうと、もはや、DH採用はこれから無理かもしれないぐらい採用には不利になってしまいます。

そうなると、医院側としてはDHのみ、日曜は出なくていいとか、平日も早く帰れるようにするなどの措置を講じます。
しかし、そうなると、面白くないのがDA・受付です。

DH対DAという構図ができやすくなってしまい、人間関係の悪化で辞める可能性が高まります。

また、DH側としても、それを分かっているので、就職先候補から診療時間が長いことと、日曜診療によって外れてしまうのです。

また、SCはロードサイド、つまり、駅から離れた場所にある場合が多く、完全な車社会の地域であればいいのですが、車以外にも電車での交通手段も多いような地域の場合、通うのが難しいという理由で避けられてしまうリスクもあります。

つまり、SC開業は患者さんよりもスタッフ採用、スタッフの質で開業してから苦労する可能性が高いということです。

そして、次のリスク。
それはSC自体の撤退リスクです。

SC運営側としては、お客さんが来てくれないと話になりません。
しかも、結構な高い基準をクリアしてないと収益が出ない。

医院側としては十分な患者さんが来てくれていて、困っていない。
しかし、SC運営側としてはこれしかお客さんがいないようだったら、撤退せざるを得ないという状況が結構、あるのです。

このようなケースでは、必要最低限、撤退期限の半年前になって、やっとSC撤退の事実を知らされるのです。

そんな急に言われても、移転先はそう簡単に見つかりません。
SCのいつ、SC事態が撤退してしまうかわからない。
これがもう1つのリスクなのです。

その点もしっかり把握しながら、本当にSC開業をするのかどうかを冷静に判断されることをオススメします。

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