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コーチング1

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マネジメント

2016.7.21

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2001年7月22日東京、29日大阪にて「歯科医院スタッフ意識改革勉強
会」を開催いたしました。スタッフだけでなく多くの院長にもご参
加いただきました。やはり、多くの院長から「実際に自分がスタッ
フに伝えるときにどのように伝えたらよいのか」というお声を多く
いただきました。それに対しての私の答えが「コーチング」です。

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1.軍隊式指導方法の弊害
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コーチングの反対の考え方が「軍隊式の指導方法」です。

「何をやってるんだ!もっとこうすれば上手くいくだろ!?
何でこんな事も分からないんだ!」

というように、何をやらなければいけないかが上から指示されて、
下はそれをこなすことが仕事というのが軍隊式の最大の特徴です。
それと、上は指示を出す時はかなり感情的になっていて怒っている
ことが多いこと、怒られることにより部下(スタッフ)は萎縮して
上司(院長)に対して不信感を持つということも大きな特徴です。
軍隊は命を懸けて戦っていますから、このような指導方法でも良い
のですが、命を懸けて働いている訳ではないスタッフに軍隊式指導
を行うと、不信感のもとになることが多いようです。

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2.コーチングとは何か?
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「(こいつバカだな)何でこんなこともできないの?」

と言うのではなく、何故出来ないのか・出来なかったのかを理解し
てあげて、そのスタッフにとって障害になっていることを協力して
取り除いてあげる院長にスタッフは信頼感を持つのではないでしょ
うか。

このスタッフの出来ない理由を理解してあげ、障害を取り除いたり
乗り越えたり出来るように一緒にしてくれる人のことをコーチと言
い、この一連の行動を「コーチング」といいます。

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3.コーチングの利点は何か?
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コーチングの利点は以下のようになります。

・やらなければいけないことを、言われてやるのではなく、自分
で決める
・自分で決めたことは責任を持って実行する、または責任を持た
せることができる
・スタッフと1対1のコミュニケーションを持つことにより、ス
タッフの不満を解消することもできる

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4.コーチングの実施条件
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コーチングの実施条件は以下のようになります。

□ 院長対スタッフ1人の1対1で行う
□ 時間は1回30分を目安とする
□ 月に1回が頻度の目安となる

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5.コーチングの実施ステップ
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コーチングといわれても、何から手をつけても良いのか分からない
と思います。本号では、コーチングのSTEP1.までを詳しくご説明
し、来月号でSTEP2.以降をご説明いたします。

コーチングする際のステップは次の4段階です。

【STEP1】
□ コーチとコーチングを受ける相手との間で信頼関係を築く

【STEP2】
□ 課題を明確化する

【STEP3】
□ 課題を解決するために、目標と目標達成の手段を明確化する

【STEP4】
□ 努力を継続させる

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【STEP1】
コーチとコーチングを受ける相手との間で信頼関係を築く
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信頼関係があれば、人はお互いに心を開いて問題や悩みを話し合う
ことが出来ます。コーチングの成否を決めるのは、このお互いの信
頼関係だということを忘れないでください。先ず、コーチングをす
る際にお互いの信頼関係を築くためには、相手がどのような目標や
価値観などを持っているかを理解することが大切です。この際に大
切なことは、相手の目標やニーズなどを単に推測や先入観で決めて
しまわないことです。

コーチは、まず相手の達成したい目標と相手の価値観に焦点を絞り
「聞く技術」を使って相手から話しを引き出していくことが必要に
なります。先ずは、この「聞く技術」が非常に大切になります。な
ぜなら、コーチングは自分が主役なのではなく、あくまでも相手が
主役だからです。コーチの役割は相手を支援することなのです。で
すから、コーチは相手に何か答えを教えようとしたり、相手にやる
ことを指示しようとしたりするのではなく、相手に考えさせたり、
相手から可能性などを引き出そうとする姿勢で話を聞かなければな
らないのです。

この話を聞いている時も、ただボケッと聞いているのではなく、以
下の点に注意しながら相手の話を「引き出してあげる」ことが大切
です。

■話しの中に「これ」「それで」「だから」などのあいまいな点
抽象的な表現があった場合、「これっていうのは?」「それっ
ていうのは?」と話しを具体的にしてあげる

■「どうしてそう思うのか」「なぜそのようなことをしたのか」
「なぜそうしたいのか」ということを言わなかった場合、
「なんで、○○なの?」と理由を引き出す

■「どうしたら良いと思う?」「何が問題なのかな?」
「○○さんが今、頑張ってることは何?」「何が楽しい?」
「何がツライ?」
と普段はあまり聞かないようなことを聞くことで、相手の考え
を引き出す

これらを聞くことで、次のことが理解できていないといけません。

□ 相手の趣味
-何が好きで、どれくらい好きなのか、何故好きなのか

□ 何故、この仕事をしているのか
-お金のためか、何となくか、好きだからか

□ この先、どうしたいと思っているのか
-凄い頑張ろうと思ってるのか

□ 今の仕事に対する不満はあるのか、どんなところに満足するのか
-考え方

□ 当面の課題は何だと思っているのか
-自己認識の深さとスキルアップへの取組

□ 医院のことをどのくらい考えているか
-どうしたらもっと医院が良くなるか

□ 他のスタッフのことをどれくらい考えているか
-自分以外への関心度

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院長が自分の目標や価値観・考え方、ニーズを真剣に考えたり、理
解してくれていると思うようになると、相手は自分のスキルアップ
を院長と一緒になって頑張ろうと思うようになります。
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次回は、【STEP2】からお話をさせていただきます。

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