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秘密の花園を破壊する

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2016.7.21

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院長の年齢が45歳を超えてくると、スタッフとのコミュニケーション・
ギャップが生じてくる医院が多いようです。これには、院長の年齢的な問題も
ありますが、解決する方法もあると思います。その一つの方法が、スタッフ
ルームのリニューアルです。

これは、スタッフルームが畳、もしくはカーペットになっていて、スタッフが
床に座るタイプの医院の場合、有効です。

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1.秘密の花園化現象

歯科医院に訪問すると、6割から7割のスタッフルームは床に座る形式になっ
ています。スタッフが昼休みに寝るためですとか、スタッフがそのほうがくつ
ろげるという理由もあるのでしょうが、実は大きなデメリットがあります。

それは、スタッフルームが床に座るタイプになっていると、「院長がスタッフ
ルームに入りづらい」という欠点があります。スタッフが床に座ってくつろい
でいる姿はスタッフ自身が見られたくないでしょうし、寝ている姿はなおさら
見られたくないでしょう。そのようなこともあり、院長が入りにくい空間がで
き、最終的には秘密の花園になってしまうのです。

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2.コミュニケーションの質は経営の質

スタッフとのコミュニケーションは非常に重要です。院長の考えを正確に伝え
て実行してもらったり、スタッフの考えを聞くためにもコミュニケーションは
非常に大切です。コミュニケーションの質は経営の質なのです。それは対患者
さんでも同じことが言えます。コミュニケーションが不足してくると生じるの
は「誤解」です。「誤解」が生じることで喜ぶ人は誰もいません。院長にも、
スタッフにも、患者さんにも良いことはないのです。

スタッフルームが「秘密の花園」になると、院長とスタッフとのコミュニケー
ションは不足する傾向にあるようです。

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3.寝ることを前提に作ること自体がおかしい

歯科業界において、「昼休みに寝ることは当たり前」という常識があるようで
す。確かに立ち仕事ですし、細かい作業が多いですから、眠くなるかもしれま
せん。しかし、他の業界で休み時間に横になって寝ることが当たり前の業界は
滅多にありません。百貨店などの販売員さんでも、ホテルの宴会場で働く人も、
マクドナルドの社員でも、立ち仕事をして長時間働きますが、彼らの休憩室は
横になって寝ることを前提に作られていません。

私の感覚としては、「眠いなら、ユニットで寝ればいいのでは」と思いますが
いかがでしょうか。

しかし、このような話をすると「女性だから体調が悪くなることもあるし」と
いうことを言われます。そのような場合に備えるならば、横になれるようなソ
ファーを置いておけば十分ではないでしょうか。

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4.スタッフルームはこうしよう!

スタッフルームのリニューアルは以下のようにするのがよろしいのではないで
しょうか。

【床】

●畳が敷いてある場合
→ウッドカーペットのようなものを敷く

●カーペットが敷いてある場合
→カーペットをそのまま活用する

【テーブル】

●ちゃぶ台のようなものが置いてある場合が多いと思います
→食卓テーブルのようなものに置き換える

【イス】

●当然、イスがない場合が多いと思います
→家庭で使うような普通のイスを置けば十分だと思います

【必須アイテム】

●ホワイトボード
→多くの歯科医院にはホワイトボードがありません。しかし、ホワイト
ボードはスケジュールを書き込んだり、連絡事項を書き込んだりと非
常に役に立ちます。

さらに、議論をするときに頭の中を整理するのに大変役に立ちます。
ホワイトボードは様々な発想を生み出すのに必須アイテムといっても
過言ではないと思います。発想を生み出すということはクリエイティ
ブな仕事です。今後、スタッフに肉体労働だけでなく頭脳労働もして
もらいたい、経営者的な発想を少しでも持って欲しいと思っている医
院は是非とも、スタッフルームにホワイトボードを設置されることを
オススメします。

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人間は環境の動物です。経営者の仕事は環境作りといっても過言ではないと思
います。その意味で、「何だ、そんなことか」と思わずに、スタッフルームが
床に座る形式の医院は是非、取組んでみてください。簡単なことにこそ、医院
活性化のカギはあると思います。しかし、簡単なように思えて「秘密の花園を
破壊する」ことに対してはスタッフからの猛反発が予想されます。この取り組
みは、「スタッフとのコミュニケーションの質を高めることが経営上、重要で
ある」という強い意志の元にしか成し得ないと思います。

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