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2016.7.21

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今回は、全くお金がかからずに医院経営を活性化する手法をお伝え
いたします。4月に行いました私の勉強会でも大変好評だった手法
の1つです。先日、この手法を導入していただいた医院さんにお伺
いしたところ、スタッフの方から「最近の院長は良い感じ」と言わ
れ、その効果を改めて実感いたしました。また、効果が出るのも早
いようです。

では、その具体的な内容ですが、いたって簡単です。

●院長は院長室にこもらない
●来客があっても診療時間中は基本的に会わない
●診療時間中の業者からの電話には基本的に出ない
●何か作業をしなければならない時は、診療時間外に作業する

ただ、それだけです。たったこれだけのことを実行すれば良いので
す。院長が院長室にいる時間は長くても5分、それ以上長くは院長
室にいないことです。

1.穴熊院長とは

穴熊院長とは、穴に入ったきり出てこない穴熊のように、院長室に
入ったきり出てこない院長のことを言います。ちなみに、造語で
す。通常、冬眠していない熊は穴の中で過ごすことは少なく活動的
です。それに対し、穴熊は穴の中で暮らすことが多いのです。それ
と同じ様に、本来であれば大半の時間は診療室にいなければならな
い院長が、院長室という穴にこもっている場合、「穴熊院長」と私
は呼んでおります。

2.なぜ、穴熊院長になってしまうのか

穴熊院長になってしまう原因は色々とあると思いますが、私の見て
きた経験では以下のような理由が多いと思います。

●以前は、患者さんの数が多くて診療室にずっといたが、最近は
患者さんの数が少なくなったので「診療しないなら院長室にで
もいようか」ということで何となくやることがないのでいる。
●加齢により、体力が衰えたので診療の合間に休息を取るために
いる。
●書類作成、業者との打ち合わせ、事務作業など診療以外の業務
を行っている。

3.穴熊院長の弊害は何か

穴熊院長は百害あって一利なしなのです。どのような弊害があるの
でしょうか。それには以下のようなものがあります。

◆スタッフとのコミュニケーションが不足する

私が知る限り、大半の院長がスタッフとのコミュニケーション
が不足しています。時間が空いている時は、スタッフとコミュ
ニケーションを取る良い機会です。くだらない話しではなく、
「医院をより良くするためにはどうすればいいか」、「患者さ
んからの不満の声やおほめの言葉」、「どうすれば仕事がもっ
とやりやすくなるか」などを聞くようにしましょう。普段から
スタッフの声に耳を方向ける習慣をつけることが大切です。

◆スタッフからの信頼が得られなくなる

院長室にこもっている院長を見て「すごい院長だ」と思うス
タッフは1人もいないことは間違いないと思います。逆に「院
長は患者さんを大切にしていない」または「もっと診療に全力
を注いでほしい」とスタッフは思います。スタッフは院長の背
中を見て仕事をします。院長は院長室にこもっているのに
「もっと仕事をしろ」「患者さんのためを思って仕事をしろ」
と言われても、スタッフは院長に不信感を持つだけです。
先ず、自分が言えるだけの行動を示すことが大切です。

◆本質を見失いやすくなる

処置だけして、後はスタッフに任せて、自らは院長室に行って
しまうなどというのは、勤務医であれば許されるかもしれませ
んが、医院の院長としては許されない行動なのではないでしょ
うか。たとえ、自分の処置が終ったとしても、スタッフの働き
ぶりを見たり、スタッフの患者さんへの応対をチェックした
り、受付の電話応対を見たり、患者さんの表情を見たり、患者
さんとお話ししたり、と院長としてやらなければいけないこと
は山積みのはずです。
院長はプレイングマネージャーなのです。
歯科医師として治療をしながら、現場の管理者・責任者として
の仕事も果たさなければならないのです。院長室にこもってい
ると、この本質を見失ってしまうのです。

————————————————————

歯科医師としての役割だけ果たしていれば良い時代は終りました。
これからは「管理者」「経営者」としての役割を院長が果たしてい
くことが医院を活性化する第一歩なのではないでしょうか。「どの
ような医院にしたいのか」、「どうしたら医院がもっと良くなる
か」、「今の医院には何が足りないのか」、「スタッフは何を考え
ているのか」、これらを考え、答えを見つける場は院長室ではなく
診療室にあるはずです。さあ、明日から院長室を出て診療室に行き
ましょう。

最後になりますが、今このページを診療時間中に院長室で読んでい
るようなことはないですよね。もし、そうだったら今すぐ、院長室
を出てくださいね!

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