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医院理念を作ろう

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2016.7.21

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経営コンサルティングを開始して1年が過ぎたA歯科医院のミーティング、
それは1年前とは全く別物のものになっていました。

1年前は、院長が一人で好きなことをしゃべり、
スタッフは右から左へと聞き流していました。

当然、医院の中はバラバラ。
院長が指示したことも徹底されず、患者さんは来ても、治療して終わり、
患者さんは10年前よりも1日平均20人近くも少なくなっていました。

しかし、コンサルティングを開始してから1年、
A歯科医院は見事に蘇っていました。

患者さんは1年前より1日平均15人近く増え、
自費率も20%から30%へと見事にアップ、
しかもスタッフは1人も増えていない。

今では、ミーティングの始めにスタッフ全員で医院理念を全員で唱和している。
この医院理念の唱和が医院一体化への重要なきっかけとなった。

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そもそも、「人は忘れる動物である」というのは
間違いない事実であると思います。

覚えていようと思っても、必ず忘れる。

では、忘れないようにするためにはどうすればいいか。
反復することであると私は思っています。

人間であれば、1週間もすれば多くのことは忘れてしまいます。
だからこそ、ミーティングで医院理念を唱和する。

そうすることで、また、記憶に蘇る。それを繰り返していくことで、
次第に、定着していくものではないでしょうか。

多くの歯科医院で、医院とスタッフが一体化していません。

その理由は、基本的な医院のコンセプトが
スタッフから見えないからではないでしょうか。

「この医院はどうなりたいのか」
「先生は何がしたいのか」
「これをするのは何故か?」
「これをしてはいけない理由は何か?」
「どうしてこんなことをしなければいけないのか?」
「この歯科医院のスタッフはどのような行動をするべきで、
どのような行動をとるべきではないのか」

そういう基本的なことが伝わっていない医院は一体化していないことが多い。

一体化していない医院は変わることが難しい。
人間は変化を嫌う動物だからです。

変化するときには必ず、痛みが伴う。
面倒くさかったり、ストレスが溜まったりと、
スタッフにとっては、良いことはない。

当然、スタッフは反発する。
そうすると、医院は何年経っても変化することが出来ず、
次第に変化と進歩のない医院となり、
新しい医院が近隣に出来ていく中で、患者数が減っていくのです。

このように院長が考える

「あるべき姿」と「あってはならない姿」

というのを明確にしておかないと、医院の一体化を妨げることになり、
結局は医院の成長を阻害し、患者数減少の要因となる可能性が高いのです。

現状は困っていないとしても、
早い段階で、医院理念をきちんと作っておくことが、
将来的な問題を回避する上で、大いに役立つのです。

では、どのようにして医院理念を作っていったらいいのでしょうか。

私がコンサルティングする際には、医院理念と行動理念の基本形があり、
それを修正していただいているのですが、
読者の皆さんは、ご自分で作ることが求められます。

その際は、以下のようなステップで作ることをお勧めいたします。

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STEP1.自分は自分の医院をどのような診療所にしたいのか、
を一言で表現する

これから医院を経営していくうえで、
最終的にどのような医院を作りたいのかを35文字以内で表現する。

35文字でなくてもいいのですが、

つまり、簡潔な言葉で表現してみてください。

開業当時、自分がどのような医院を作りたかったのか、
現状とは違っても、自分はどのような医院を作っていきたいと思っているのか。

他には、自分が医院を経営していくうえで、これだけは外せない、
というキーワードを重ね合わせて文章にする、という方法もあると思います。

先ずは、経営理念にあたるものを35文字で表現してみてください。

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STEP2.理想の診療所で働くスタッフはどのよう行動をとっているのか
を文章にする

これを表現するために、簡単な方法があります。

(1)スタッフにとってほしい行動、考え方を具体的に文章化する

先生がスタッフに望むことを具体的に1つ1つ、書いてみてください。

先生が望むことが明確でなければ、
スタッフがそのようになることは決してありません。

全てのことは明確化されることにより、
実現される可能性が飛躍的に高まります。

簡単なのは、これまでにスタッフがとった行動の中で、
先生としてはとても嬉しかったこと、
もしくは他の医院のスタッフがとった行動で、

「うちのスタッフもこのような行動をとってほしいな」

と思った行動を書き出してみることです。

(2)これまでスタッフに対して感じた怒り、このような行動をしてほしくない、
このような考え方をしてほしくない、と感じた具体的な事例を書き出す

(1)の望むことは、意外と出てこない場合が多いと思います。
それよりも簡単なのが、これまでに怒りを感じたようなスタッフの行動、
考え方を実際に書き出してみるのです。

また、そのような場合、実際にはどのように行動してほしかったのか、
どのように考えてほしかったのかも書き出すようにしてください。

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STEP3.医院理念を完成させ、活用する

そして、(1)と(2)を医院行動理念という形で、文章にするのです。

1項目について35文字程度で表現するようにしてください。

それを25項目程度にして、A4、1枚程度の紙にまとめて、
それをスタッフに配ってください。

そして、それを週に1回、全員で読み上げるのです。

そうすることで、常に忘れていた大切なことを思い出させ、
医院の中での共通言語を作っていくのです。

今回のテーマである医院理念と行動理念を補完するものとして、
「基本方針と行動原則」(税抜き50,000円)を販売しております。

詳しくは、以下のURLよりご参照下さい。

⇒ http://www.consuldent.jp/package/staff.html

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