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取り組みの断捨離をする

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2016.7.21

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あなたの医院には、以前はやっていたんだけど、最近はやっていない、そんな
取り組みはありませんか?

取り組みをたくさんやってる医院でも、そうでもない医院でも、最近はやって
ない取り組みが結構、たくさん、あるものです。

院長先生の場合、そんな過去のことよりも、これからのことを考えることが
大事だと、これからどうするかばかりを考えていたりします。

何もやらない院長より、そうやって、新しいことにどんどんチャレンジする
医院の方が伸びるのは確かです。

しかし、そうやって、どんどん新しいことばかりをやっていると、次第に
以前はやっていた取り組みがやらなくなり、新しいことの定着度合いも下がっ
てきてしまうのです。

これはどうして、そのような現象が起きるのかというと、スタッフのキャパを
オーバーしてきてるということが多いのです。

ただし、スタッフのキャパはやる気に比例しますので、やる気がない医院では
当然、定着できる取り組みの数も少なくなります。

それを無視して、取り組みを増やそうと、ギュウギュウ押し込んでも、無駄
です。それはタンスに入りきらないのに、無理やり押し込めば、洋服が傷む
か、タンスが壊れてしまいます。

つまり、スタッフのやる気が減少するか、スタッフが退職してしまうという
ことなのです。

では、どうすればいいのか?
それが「取り組みの断捨離」なのです。

多くの院長が理解してませんが、やらなくなった取り組みを放置するのはゴミ
を放置してるのと一緒なのです。

街の中にゴミが放置されていたら、どうなりますか?
自転車のカゴの中にゴミが放置されていると、カゴの中にゴミを捨てる人が
増えてくるのです。

ゴミがゴミを呼び、街は荒廃し、人の心は荒んでくるのです。
それと同じことが歯科医院でも起きるのです。

やらない取り組みが他の取り組みにも波及してきます。

「あの取り組みだって、結局、やらなくなったんだから、これだって別に
やらなくても、何にも言われないからいいんじゃない?」

という言葉には出さないけれども、雰囲気を作り出し、次第に取り組みがやら
れなくなってしまうのです。そして、そうやって、やらなくなった取り組みが
放置されていると、スタッフのやる気も低下してくるのです。

「どうせ、新しいことを始めたって、定着しないよ」と。

では、どのように取り組みの断捨離をすればいいのでしょうか?
その手順をご説明します。

1.以前はやっていたけど、最近はやってない取り組みをリストアップする

できればチーフと一緒に洗い出してください。
院長は以前はやっていたことさえ忘れてるかもしれません。

それを1つ1つ思い出していくのです。
多くの歯科医院では、ヒヤリハットなどの取り組みが上がるのではないで
しょうか。

2.その取り組みを止めるのか、やるのであれば、どう改善するか決める

今までのやり方では問題があったから定着しなかったのです。
これからも継続するのであれば、改善が必要です。

しかし、多くの医院では、そのような改善をすることなく、「いいからやれ」
と言ってしまいます。それでは取り組みが定着するはずありません。

レベルを下げる、頻度を下げる、対象範囲を限定するなど、現状でもできる
範囲にやり方を改善する必要があります。

もしくは、その取り組みを止めると決断することも重要です。
何かを捨てなければ、新たなものは入れられないのです。

改善の見込みがない取り組みは思い切って、止めることを決断し、その取り
組みを捨て、次の取り組みに移行することが大事なのです。

次の取り組みに移行する物理的、心理的スペースを作るためにも、止めること
は実は大事なのです。

3.取り組みを捨てる

その取り組みを止める場合には、院内にできるだけその痕跡が残らないように
します。
例えば、ヒヤリハット報告書を提出するファイルが消毒室にあったとします。

しかし、その取り組みは2年前まではやっていたけど、最近はやってないので
一旦、止めようとなったとします。

そういう場合、そのファイルが消毒室にあったままだと、街のゴミのように、
その存在自体が取り組み全体をやらない方向へと引っ張ってしまいます。

これまで提出された資料は保管しておいたとしても、消毒室からそのファイル
を取り除くことが大事です。

そして、できれば、スタッフに対しても

「この取り組みは残念ながら定着しなかったので、一旦、取り止めにします。
また、改善策が見えたら再開します」

と発表したほうが良いのです。
ただ、それだけですと、スタッフに「やらなければ、何でも止められるんだ」
と誤解されかねません。

止める取り組みを明確にしたからには、その分、やると決めたことは徹底的に
定着させるようにしてください。

そうすることによって、院内に「院長がやると決めたら、これはやらないと
いけない大事な取り組みなんだ」という認識を形成することが出来るのです。

あなたの医院ではやらなくなった取り組みの残骸が医院に放置されてません
か?それが医院の足を引っ張ってるとしたら?今すぐ、片づけをしてみませ
んか?

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