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医院を移転する

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2016.7.21

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私のクライアントはコンサルティングをすることで業績が伸びます
(もちろん、上手くいかない場合もあります)。

そうすると、既存の医院では手狭になってしまいます。

歯科医院の場合にはユニットが増えないことには限界が見えてしまうので、
ユニットを増やさなければならなくなります。

そうなると、自然と医院のリニューアル
もしくは移転ということになります。

したがって、私はこれまでに多くの医院でリニューアル
もしくは移転のコンサルティングをしてきました。

いつからか、医院のレイアウトは私が引くようになりました
(もちろん、仕上げは設計士さんにお願いします)。

私のクライアントでは50歳にして、
銀行から借入をして1億円近くかけて、
医院を新たに建てて移転することが何回もありました。

今回は医院のリニューアルではなく、
移転についてお伝えしたいと思います。

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1.移転のメリット

実は移転のメリットというのはかなりあります。
医院がテナントであれば、移転の方がメリットは多いのです。

もちろん、医院の土地を購入し、
ご自分で医院を建てた場合には、
移転をするのは難しくなります。

移転のメリットは何といっても、
医院を休まなくても済むということです。

医院を移転ではなく、リニューアルした場合、
内容にもよりますが、大幅にリニューアルしたとすると
軽く2週間は休まなければいけなくなります。

場合によっては1ヶ月、休むこともあります。

この間の医業収入のマイナスはそのまま、
収入のダウンとなりますので目には目えませんが、
これもコストになります。

しかし、移転ですと、移転のために2、3日お休みを取れば、
十分に移転は完了してしまいます。

既存の医院をリニューアルする場合、
設計上、かなりの制約があります。

既存の医院のレイアウトがありますので、
それを大幅に変更してしまいますと、
壊してから工事をしなおさないといけませんので
期間と費用がどんどんかかってきます。

したがって、壁紙と床材を新しくするぐらいでしたら
問題ないのですが、新たな医院として生まれ変わらせることは
難しくなってきます。

また、私のクライアントでリニューアルをした例では、
医院増築のために既存の医院と増築部分とを合体させるために、
既存の医院の構造的な問題などが絡み、
大幅なコストアップになってしまったことがありました。

このようなことも、実際に見積もりを出してみるまで
分からなかったりするのでリニューアルにはリスクが伴います。

移転の場合にはそのような制約は一切、ありませんので
かなり自由度の高い設計をすることが可能になります。

その他に、移転の場合は新規開業となりますので
新規開業時と同じような告知活動を行うことができることも
非常に大きな魅力です。

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2.移転のデメリット

移転にもデメリットがあります。

それは良い移転先を見つけるのが難しいということです。

移転する場合には現在の医院から500メートル圏内にするのが
望ましいと思われます。

既存の患者さんにそのまま来院していただくためには、
車社会でも1キロ程度が限界かと思われます。

このようにかなり限られたエリアで良い物件を探そうと思うと
なかなか難しいというのが現実なのです。

また、今の立地よりも悪い立地に移転するわけには行きませんから、
更に物件が限られてくるのです。

ですから、移転の場合には移転する数年前から物件探しを始めて、
不動産業者さんを回ったり、
色々な人に声をかけておくことが大切になります。

ですから、テナントの場合は
同じビルの中で移転するということもあります。
それも選択肢の1つだと思います。

また、リニューアルになってしまいますが、
隣のテナントが空いて、そちらに拡大するというのは
リニューアルでも非常にコストが安く済むので良い方法です。

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3.「拡張性」が図面作成のポイント

図面を引くときのポイントはいくつもあるのですが、
私がいつも大切にしているのは「拡張性」です。

新たに医院を移転する時には

「ここまで拡大すればもう十分だろう」

と考えます。

しかし、実際に開業して数年、経過してみると

「やっぱり、もっとチェアを増やしたい」

という希望が出てきたりするものなのです。

「うちはそんなことない」と思われるかもしれませんが、
それが変わって行ったりするのです。

ですから、予め、拡張性を持たせたレイアウト作成をオススメします。

そうすれば、リニューアルの際にも
簡単に低コストでチェアを増設できるのです。

リニューアルにコストがかかってしまうのは
既存の図面がチェアを増設することを全く、
考慮に入れないで造られているからなのです。

ある私のクライアントでは、元々は25坪チェア4台の医院から
一挙に60坪チェア8台の医院に移転しました。

通常であれば、それで十分です。

しかし、私は最初から隣のテナントが撤退することを予想していました。

ですから、院長に

「先生、隣のテナントはあまりにもお客さんが入ってないから
きっと近いうちに撤退しますよ。
ですから、隣のテナントに拡張できるようにしましょう」

と提案して、拡張する時にはどこを通路にするのかなど、
かなり詳細まで決めて、移転しました。

すると、移転して半年後にそのテナントは徹底し、
その医院は移転してから半年後に拡張することになったのです。

しかも、低コストで。

ですから、医院を建てるときにも、

「医院を増築するとしたら、どのようにするか?」
「ユニットを増やすとしたらどのようにするか?」

を考えてレイアウトを作成されることをオススメします。

私がよくやるのは院長室やスタッフルームに配管をしておいて、
通路も患者さんが通ってもおかしくないようなレイアウトにしておいて、
必要な場合はそこにチェアを増設し、
院長室やスタッフルームは増築部分に移転するというようなことも
事前に検討しておきます。

特に配管工事は事前に行う分には費用はあまり変わりませんが、
後からやろうと思うと、かなりのコストがかかります。

また、増築部分に配管して、既存の配管とつなげるとなると
かなりのコストがかかりますから、
そういうことを事前に考えておくことが大切になります。

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